2018年01月30日に放送された『この差って何ですか?』は、
「首まわりが痛い人と痛くない人の差」でした。
東京医科大学 整形外科学分野 医長 松岡佑嗣先生によると、
首を動かすと「首回りが痛い」と症状をひとくくりにする方が多いですが、
後ろに倒して痛い人、
前に倒して痛い人、
横に動かして痛い人、
動かし方によって「原因」や「対処療法」が全然異なるそうです。
今回、それぞれのタイプ別に、
その原因と改善方法が紹介されました。
後ろに倒した時に痛い場合
原因 首の関節の炎症
姿勢が悪いと頭が前に倒れ、
前を見る時に首を持ち上げて顔を上げる形になるため、
首を構成している7つの骨の間にある椎間関節が圧迫され、
炎症を起こして、痛みをおこす可能性が高いそうです。
改善方法 アゴ引き訓練
(首を正しい姿勢に矯正する)
①アゴを引く
②かるく握った手の親指で、アゴを押す
③逆の手で、背中が動かないように押さえて、10秒数える
朝・晩5回ずつ行う
1か月くらいで姿勢が矯正され、首の痛みが改善されるそうです。
前に倒した時に痛い場合
原因 背中の筋肉の炎症
首から背中につながっている広い範囲の背中の筋肉が凝り固まっていると、
首を前に倒した時に、
凝り固まった筋肉が引っ張られて痛みが起こるそうです。
背中の筋肉が凝り固まっている重症度のチェック法
(どれくらい背中の筋肉が凝り固まっているか、自宅で簡単にチェック)
①かかと・おしり・背中を壁に付ける
②腕を肩の位置まで上げる
③体が壁から離れないようにしながら、腕をゆっくり上げていく
(水平が0℃、垂直が90℃として、
両腕とも60~90℃まで上がれば、正常。
60℃以下までしか上がらないようなら、凝り固まっている状態。)
改善方法 雑巾がけ体操
①四つん這いになる
②片手を上げ、その腕を水平に、
内側から外側にゆっくり大きく回す
1か月ほどで筋肉が緩んでくそうです。
首を横に回した時に痛い場合
原因 首から下の背骨まわりの筋肉が凝り固まって炎症
首を回す時に、この筋肉を無理やり曲げようとするので痛みが出るそうです。
改善方法 タオルを使った体操
①浴用タオルくらいの長さのタオルの両端をそれぞれの手で持つ
②タオルを背中にかける
③右・左にゆっくり大きく体をひねる(姿勢はまっすぐ保つ)
朝・晩 左右5回ずつ
1か月ほどで背中まわりの筋肉がほぐれてくるそうです。
『この差って何ですか?』は…
『この差って何ですか?』は、TBSテレビ系列で、毎週火曜19:00より放送されています。
最後に…
首を前に倒して痛いか、後ろに倒して痛いかなど、タイプ別に原因が違うとは知らなかったです。
どの改善方法も、簡単にできそうなものばかりでした。
♥最後まで読んでくださり、ありがとうございました♥